Learninghacker

知的で創造的な刺激を求めて

IBMの人工知能「Watson」のツール「Personality Insights」を使って自分のTwitterから性格特性を推定してみた。


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IBMの人工知能「Watson」と言えば2016年8月8日の報道で,

特殊な白血病患者の病名を10分で見抜いた結果,治療法が明らかになり

患者の命を救ったという話が東京医科学研究所で発表されたことが記憶に新しい。

ビッグデータに対して今後の利活用が期待されるわけだが,

そんなWatsonのDeveloper Cloudでは,

性格特性(Personality Insights)を推定するツールが公開されている。

 

面白そうなので,早速自分のTwitterで試してみた。

 

Watsonによるテキストデータを用いた性格特性の推定

「Personality Insights」とは?

Watson Developer Cloudで公開されているPersonality Insights

こんな感じである。

完全ではないようだが,日本語にももちろん対応している。

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サイトによると,

Personality Insightsは,言語的分析とパーソナリティ理論を応用し,テキストデータから,その筆者の特徴を分析します。

とある。

要はテキストマイニングの手法で形態素(意味のある言語の最小単位)を抽出し,

形態素とそのリンクから性格の特徴を推定するというものだろう。

 

一部サイトでは「性格診断」とか言われているが,

この文章を読む限りでは,ニュアンスがあまり正確な表現ではないだろう。

あくまで「特徴」を見通すものと捉えたほうがいいだろう。

 

で,この分析だが,

「あなたのTwitterによる分析」を選択,自分のTwitterアカウントと紐付けすることで

自分自身を分析できるようだ。

 

自分自身の性格特性を分析してみた。

これを公開することにデメリットがないかはやや気になるところだが,

冷静に考えたら,それをTweetしているわけだから既に手遅れだな,と考え

私の分析結果を公開してみようと思う。

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私のTwitterを検索したところ,分析された単語が7762語とある。

6000語以上含まれていると「統計的にも有意な解析結果」が出せるらしい。

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結果については・・・あまり触れたくはないが,

鋭敏なタイプ,つまり物事を鋭く感じ取ったり,物事の理解・判断が素早いらしく

自分に自信があり,高い目標をもち,達成するために熱心に取り組む人らしい。

 

・・・って言われても,ねぇ。なんだか恥ずかしい。

 

しかし,他人に行動の指揮をとることを受け入れるとか,

一見すると矛盾をはらんでいるようにも見える。

(後述するが,協調性は高いほうではないらしい)

 

隣には,具体的な傾向がある。

「クーポンを使う」というのはピンとこなかったが,

カーソルをテキストに当てると,

「より秩序正しく,自制心があり,慎重で控えめな人」にある傾向らしい。

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逆に,自分へのご褒美や環境に優しい製品の購入が低いのは,

堅実性,同調性,環境保護や自己改善,愛情や理想を求める人,

快楽を大切にする人でないからだそうだ。

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 さらにページ後方では

「個性」「欲求」「価値」などが百分率で表示されている。

この百分率の味方にはページの最初に注意書きがあるが,

自分の内面的な傾向を示す数値ではなく,他者と比較した場合の

相対的な位置らしい。

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Twitterで本当に性格特性が分かるのだろうか?

つい私もこの結果を見ていると「当たっているなぁ」とか「意外だなぁ」とか

思ってしまうのだが,ここで素朴な疑問が湧いてくる。

本当にTweetの分析で性格特性が分かるのだろうか。

 

というのも,

Twitterは基本的にオープンなソーシャルメディアである。

なら,思慮ある人なら誰でもTweetの内容を選ぶだろうし,

その中に「演技」が含まれていれば,

演技に対しての傾向性が現れるのではないだろうか。

 

・・・と,思ったりしたのだが,

すでに結果で「慎重で控えめな人」と書かれてしまっているので,

私が批判的に何かを書いても,信頼性に欠ける。

 

うーん・・・これはややこしい。

 

あと,百分率で表された結果の見方もこれだけではちょっと見方が難しい。

この百分率,説明文では

たとえば,外向性が90%という結果は,その人が90%外交的であることではなく,100人中その人より外向性が低いのが90人(高い人が10人)ということを意味しています。

とある。

ということは,相対的な数値なので,見方としては順位に近い。

しかし,性格に対して人はどのように分布しているものなのだろうか?

もし正規分布しているとすれば,ざっくり考えても20〜80%よりも

その前後に入る方が珍しいと考えて差し支えないだろう。

私の場合どれもこの範囲内に収まっているので,

正規分布だと仮定するなら,とどのつまりそんなに注意する数値ではない。

 

おわりに:性格分析をどう捉えるかは,その人次第?

この分析結果を見たら,とりあえず私は性格よりも

パーソナリティ理論について関心をもったというのが本音である。

 

どうも「知的好奇心」も相対的に高い方らしいので,

このブログの説明文「知的で創造的な刺激を求めて」というのも

まんざら間違っていないらしい。

それが分かって少し嬉しくなったということは隠さなくてもいいだろう。

 

あなたの性格分析はどうだろう?

 

参考