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Learninghacker

知的で創造的な刺激を求めて

貧困予備軍にならないための3つの心がけ。


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久しぶりの休みに中学時代からの友人と3人でお茶をした。

当初それは楽しいお茶会になるはずだったのだけれど,

友人のうちの1人(友人Aとする)の生活状況(主に借金関係)の話に

シフトしたのをきっかけに,途中から1対2の人生相談へと発展した。

 

気づいたときにはその友人を連れてauショップに行き

半ば無理やり契約されていた謎のオプションや文鎮化したWi-Fiルーターを解約させ

交通費削減&健康づくりのために,自転車屋さんに行ったりと

なんとか友人Aを助けようと動き出していた。

もし平日なら,市役所にも連れていったことだろう。

 

友人Aは私よりずっと人に優しいし勤勉に見える。

なのになぜ生活が困窮してしまったのか。

友人Aを放っておいたら,間違いなく「貧困予備軍」へまっしぐらだろう。

 

仕事柄,他にも色々な人間に会う。

主観的な話だが,「貧困予備軍」には共通した性質があるように思える。

その話は友人Aにも助言させてもらった。

今回は,貧困予備軍にならないための心がけを3つ書いておこうと思う。

 

「貧困予備軍」に見える3つの特徴。

貧困予備軍にならないための心がけは,

貧困予備軍に見られる3つの特徴の裏返しに過ぎない。

 

私が思う,貧困予備軍共通の特徴は以下の通りだ。

  1. 人にお金を貸したり,借金を肩代わりしている(そして総額を把握していない)。
  2. 通信費の節約に疎く,格安SIMなどの知識がほぼ皆無。
  3. 聞くべき人に相談しない。もしくは知識の乏しい人ばかりに相談してしまう。

 

3つとも致命的なまでに心配なことだが,悪習なのは特に3つ目だ。

明らかに頼るべきでない人間にすがってしまい

もっとダメなベクトルへ向かってしまうのだ。

 

これを踏まえた,貧困予備軍にならないための3つの心がけはこうだ。

  1. 人に金を貸さないこと(それでも人にお金を渡す時はあげるつもりで)
  2. 新しい情報に敏感になること(たとえば格安SIM)
  3. 人を頼ること(特に行政)

 

貧困予備軍にならないための3つの心がけ。

人に金を貸さないこと(それでも人にお金を渡す時はあげるつもりで)

お金の管理に疎い人は,総じて自己管理にも疎い。

安易な気持ちでお金を貸し借りしたり,肩代わりしてしまう。

自己防衛に乏しく,人に優しい人間は特にカモになりやすい。

 

そんな人間が最初に覚えるべきことは「人に金を貸さないこと」だ。

 

というか,お金を貸して欲しいと言ってきたら,人間関係を断ち切るべきだ。

もしそれがおじやおばといった3親等以上の人間だったらなおタチが悪い。

「貧困予備軍」が絶つべきものは,借金以上に悪質な人間関係だ。

 

それでもどうしても人にお金を渡さなければならないのであれば

渡した金はあげるつもりで渡すのが良いだろう。

 

そうすれば,そもそも貸し借りの管理などしなくて済むのだから。

 

新しい情報に敏感になること(たとえば格安SIM)

お金の管理に疎い,という話の続きになるが

自分の支出に関しても,貧困予備軍は関心が薄い。

それが最も分かりやすく現れるのは,通信費だ。

 

友人Aのように,スマートフォンを契約しておきながら,

PCも持っていないのにWi-Fiルーターまで2年縛りで契約されてしまう。

無論,格安SIMなんてものは知らない。

スマートフォンから検索すればすぐに情報を得られるにもかかわらず,

スマートフォンはソーシャルゲームのハードと化しているので

そういう使い方すら思いつかない。

もちろん家計簿アプリで支出を把握しようなんて発想もない。

 

情報リテラシーが低い,というよりは,

学び続ける能力が乏しいといったほうがより正確に思える。

 

変化が激しく,先も不透明な現代において,過去の知識は陳腐化しやすい。

学び続けることこそ最大の投資であり最大の防御でもある。

 

ちなみに友人Aにはクソみたいな契約を解約させ,

1年でこれだけお金がかからなくなることを見せたら,とても驚いていた。

これをきっかけに,自分で調べてもらえるといいのだが・・・。

 

人を頼ること(特に行政)

どんなに自己管理に疎かろうとも,どんなに学ぶ能力が低かろうとも,

一人前にもっているものが1つある。

 

「恥」の意識だ。

 

彼らは総じて自己肯定感が低く,恥ずかしいところを見せたがらない。

その気持ち自体は理解できないものではない。

けれど,実態が分かった時どうにもならない状況に陥っているというケースもある。

「どうにもならない状況」を推し量ることができないからだ。

 

誰だって,一人では解決できない問題はある。

そんなときは,早くまともな人に頼るのが良い。

身近なところにいる「まともな人」とは「行政」のことだ。

 

状況次第では確定申告によって還付金が戻ってくる可能性もあるし,

年金や健康保険の免除によって支払いを先延ばしすることもできる。

無料で弁護士に相談し,法的に問題を解決できる可能性もある。

 

「貧困予備軍」は行政への頼り方を知らない。

出せば得をする申請を知らない。

実は多彩にある様々な支援サービスを知らない。

おそらく行政側にしても,本当に支援が必要な人に情報が行き届かないのは

歯がゆいところに違いない。

 

これはとても難しい課題だ。

 

おわりに:原因の源は「孤立化」にあるのかもしれない。

もう少し早く友人Aの状況に気づいてあげれたらよかったのに,と

思わないでもないが,結局のところそれができた気がしない。

私の今の本業は教員である。私も目の前のことに必死だ。

 

結果だけを見れば,友人Aは孤立化し,有用な人に早期に相談できず

現在に至ってしまったと思われる。

この孤立化は情報端末の普及ではきっと解決できない

根っこの深い問題なのだろう。

 

なんとか友人Aの状況を良くしたい。

今はただそれだけを願う。

 

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