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ブログの記事や写真がパクられた!?著作権を侵害されたらGoogle先生経由で鉄槌を食らわす。


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こんにちは,uru(@uru_)です。

ブログもSNSも社会に浸透して久しい昨今,

提供したコンテンツの知的財産としての側面についても

無視できなくなってきたな,と最近つくづく思います。

特に「著作権」については引用なのか無断転載なのかの法的解釈が

簡単なものだとは思いませんし,

未だユーザーの良心やモラルによって守られている部分があることも

また認めざるを得ない事実でしょう。

 

かくいう私も,先日このブログの記事と写真が

他のWEBサイトに無断転載されたということがありまして,

しかも出典だけはちゃっかり残して無断転載っぽくない体裁をしているあたりが

実に悪意に満ちていて,私としても怒りがこみ上げてきてしまいました。

そういう経験をすることは,

おそらく今後増えることがあっても減ることは期待できないでしょう。

 

著作権は,著者当人の意識によって守られもすれば捨てられもするもの。

私のようにWEB上で悪意ある無断転載を見つけてしまったときは,

とりあえずGoogle先生経由で怒りの鉄槌を食らわせましょう。

 

著作権についての最低限の知識

自分の生み出したコンテンツが無許可にしようされていた場合,

それが著作権に違反しているかどうか,まずは確かめる必要があります。

そして確かめるためには,著作権についての最低限の知識もまた必要です。

ここで特に問題となるのは,

他者が無許可で使用したそれが「引用」なのか「無断転載」なのかの判断です。

 

著作権法第32条(引用)によれば,

  1. 公表された著作物は、引用して利用することができる。この場合において、その引用は、公正な慣行に合致するものであり、かつ、報道、批評、研究その他の引用の目的上正当な範囲内で行なわれるものでなければならない。
  2. 国若しくは地方公共団体の機関又は独立行政法人が一般に周知させることを目的として作成し、その著作の名義の下に公表する広報資料、調査統計資料、報告書その他これらに類する著作物は、説明の材料として新聞紙、雑誌その他の刊行物に転載することができる。ただし、これを禁止する旨の表示がある場合は、この限りでない。

赤字は著者による)

とあります。

特に需要なのは第32条第1項の方。

「公正な慣行」「正当な範囲内」という曖昧な言葉が続きます。

最近だと,TwitterにUPした動画が某テレビ局に勝手に報道される

というのがありますが,これは第32条第1項の「報道」に入っちゃいます。

一方で,明らかにアフィリエイト目的の商用ブログであれば

「正当」というのは難しいです。

 

そして,もう一つ忘れてはいけないのが,著作権法第48条(出所の明記)。

出典の明記に関する文言が書かれています。

  1. 次の各号に掲げる場合には、当該各号に規定する著作物の出所を、その複製又は利用の態様に応じ合理的と認められる方法及び程度により、明示しなければならない。(※各号省略)
  2. 前項の出所の明示に当たつては、これに伴い著作者名が明らかになる場合及び当該著作物が無名のものである場合を除き、当該著作物につき表示されている著作者名を示さなければならない
  3. 第四十三条の規定により著作物を翻訳し、編曲し、変形し、又は翻案して利用する場合には、前二項の規定の例により、その著作物の出所を明示しなければならない

赤字は著者による)

 

さらに,文化庁も「引用」が認められる場合について,

次のように示しています。

  • 既に公表されている著作物であること
  • 「公正な慣行」に合致すること
  • 報道,批評,研究などの引用の目的上「正当な範囲内」であること
  • 引用部分とそれ以外の部分の「主従関係」が明確であること
  • カギ括弧などにより「引用部分」が明確になっていること
  • 引用を行う「必然性」があること
  • 「出所の明示」が必要(コピー以外はその慣行があるとき)

 

最近見られる悪意ある無断転載は,ブログやまとめサイトに限って言えば

「出所の明示(例えば出典元URLの提示など)」はあるが,

「主従関係」「引用部分」が明確になっていない,

引用を行う必然性がはっきりしない場合が非常に多いように見えます。

 

以上を満たしていなければ「無断転載」と判断し,

著作権を侵害された可能性が高いと考えることができます。

もう少し正確にいうなら「剽窃(ひょうせつ)」です。

 

著作権を侵害されたら,まずはGoogle先生へ。

著作権を侵害された可能性が高い場合,何ができるでしょう?

 

侵害した相手に連絡を入れることができる場合は

直接権利を主張し,改善してもらうのがまずできることでしょうけど,

連絡がとれない,あるいは連絡がとれても改善がされない場合は,

悪質な情報源としてGoogle先生の力を借りるという方法があります。

 

その方法とは,具体的には2つ。

当該WEBサイトへアクセスしにくくする方法と,

Google Adsenseから収益が出なくする方法です。

 

前者は「著作権侵害の報告:ウェブ検索」を利用し

必要事項を入力して削除リクエストを送信します。

※Googleの対応状況の確認はこちら。

Google Search Console

 

後者はAdSenseヘルプの「ポリシー違反の報告」を利用し,密告します。

Reporting a Violation - AdSense Help

 

おわりに:自分の権利を主張する。そして守る選択を。

知的財産は無形/有形に関係なく,それは自分の大切な資源です。

もしそれがひとの役に立ったり,喜びにつながったりすれば

嬉しいものです。

またさらに個々の表現が正しい「引用」によって

より高い次元に昇華されれば素晴らしい。

正しい引用は私もウエルカムです。

 

その一方で,無知あるいは悪質な著作権違反も存在します。

ブログに限らず,何か知的に生み出されたものが予期せぬ使われ方をした際には

自分の一部が侵されたと考え,時に厳しい行動に迫られます。

 

正しい「引用」というのはこれからも長く続く課題の1つでしょうけど,

社会全体の情報リテラシーが少しずつ高まっていくことを願いたいものです。

 

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