こんにちは,uru(@uru_)です。
私はSUPER CLASSICの「薄い財布」を日常的に使用しています。
名前の通り,13mmという薄さが素晴らしい。
ズボンのポケットに入れてもかさばらず,大変使いやすい。
ただし,薄さのトレードオフとして,硬貨はあまり入りません。
硬貨の種類にもよるが,15枚くらいが限界です。
したがって,少ない硬貨を維持できるように
支払い時に硬貨を多く出し,お釣りでもらう硬貨を少なくするような支払い方が
いやでも身についてきます。
「薄い財布」の良さは単なる利便性や見てくれだけではなく
ユーザーの習慣すらリデザインするところかもしれません。
お釣りでもらう硬貨の枚数が最小になるような支払い方法
![f:id:uru3:20170209184520j:plain f:id:uru3:20170209184520j:plain](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/u/uru3/20170209/20170209184520.jpg)
「薄い財布」に限ったことではないですが,
お釣りの硬貨が最小枚数になるような支払い方法は次にようなものがあります。
そもそも貨幣を使わない。
貨幣を使わなければ,そもそも硬貨の増減は起きません。
小額な買い物ならば,電子マネーを利用すれば済む話です。
私の場合は,Apple Payを積極的に利用しています。
クレジットカードから後で引き落とされるため,
ポイントによる還元も取りこぼさないで済みません。
意外とこれが「ちりつも」なのです。
現金支払いの場合は十の位から現金を取り出す。
もし現金で支払わなければならない場合は,お札か硬貨を使用することになりますが,
まず金額を見て,十の位から硬貨を取り出すと
財布の中の硬貨が減り,お釣りもキリの良い数字になりやすくなります。
というのも,
おそらく普段持ち歩いている硬貨の多くは100円玉か10円玉だからです。
例えば498円を支払う時,
まず「90円」を支払えるか考えます。
このとき「500円で支払えば2円のお釣りが出る」と考えてしまうと,
硬貨が1枚増えることになります。
人によっては1000円札で支払ってしまうかもしれませんが,
そしたら500円玉が追加されて3枚,
最悪100円玉5枚で計8枚返ってくるかもしれません。
「薄い財布」だったら8枚は全体の50%を超える枚数,ありえません。
![f:id:uru3:20170209184519j:plain f:id:uru3:20170209184519j:plain](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/u/uru3/20170209/20170209184519.jpg)
「90円」をきっかり支払おうと思ったとき,
10円玉9枚処理できればラッキー,50円玉1枚+10円玉4枚でも5枚の処理。
もし「90円」ぴったりが難しければ,50円玉2枚出さればお釣り2円で増減ゼロ。
次に考えるのが「8円」。これも基本同様ですが,
硬貨を溜めない習慣をつけると,財布に1円玉が5枚以上ある状況はまずなくなります。
もし1円玉が存在するのなら,とりあえず3円一緒につければOK。
そうすればお釣りの一の位は5円と硬貨は1枚。増減はマイナス2枚で上々。
ちなみに小売店では,500円玉の不足がありますが,5円玉の不足は珍しいので,
1円玉5枚で返ってくる可能性は低くなります。
あとは「400円」。もちろん100円玉4枚で支払えればベストですが,
500円玉でも良いかもしれません。
最後に支払い方法を考えます。このときもう一度,
どうすれば手元の硬貨枚数が一番減るのかを考えます。額は重要じゃないのです。
500円玉を出せば,2円のお釣りが返ってきます。増減はプラス1。
しかし,もし手元に3円あれば,503円支払ってお釣りは5円。増減はマイナス3。
さらに,最初考えた十の位をベースに支払うとすれば,
「90円」ではなく「100円」分払うチャンスが生まれるので
10円玉10枚または50円玉1枚と10円玉,50円玉2枚支払うことで
さらに硬貨の数が減らせます。
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仮に100円玉4枚+10円玉10枚+1円玉3枚で支払うとしたら
お釣りは変わらず5円ですが,硬貨の枚数にして増減はマイナス16枚。
現実的な限度は,まぁこの辺でしょう。
それ以上硬貨が増えると,レジ打ちの人に断られる可能性がありますから。
おわりに:頭ではなく手で硬貨を操作して考える。
実際に言葉にして書いてみると,一見複雑そうなことをしているのですが,
買い物をするときに,硬貨の増減何枚などという具体的な数値は考えません。
ただし,硬貨を触りながら習慣的に小銭を出すようにしていると,
最もお釣りでもらう硬貨の枚数が最小になる出し方というのが
直観的にわかるようになってきます。
それは頭の中で数式を解いているのではなく,
状況に依存した思考操作によるところが多いのだろうと思います。
逆に支払い状況以外ではあまり役に立ちません。
「薄い財布」にしてみて,思い切って財布の大きさを削ってみると,
そのような能力は自然と身につくようになるのかもしれませんね。