お正月などの縁日で振舞われる,甘酒。
私はあの甘酒の味がどうも苦手で倦厭していたのだけれど,
友人に「よしのやの甘酒ゆずは飲むヨーグルトみたいに飲みやすい」
という(今考えると意味不明な)アドバイスをもらったので
恐る恐る行ってみた。
結論から言うと,アレはヤバい。
味の次元が違いすぎて,甘酒の概念が変容するレベル。
誇張抜きに他の甘酒が飲めなくなる。
西之門よしのやへ行ってみよう。
「西之門よしのや」は長野にある善光寺に入口から
西へ1〜2分歩いたところにある。
非常に目立っているので,迷うことはほとんどない。
歩くと入口があるので,そこから中に進んでいく。
「西之門よしのや」は手前に酒や味噌を売っている直売店舗があり,
奥にレストランもある。
今回は直売店舗の方に行ってみた。
“利き酒”ができるサービスがある!
よしのやさんの販売システムが面白い。
店舗の中に入ると,幾つかの似たようなブースが手前にあり,
店員さんが色々なお酒を少量渡してくれて,味見ができるシステムになっている。
気に入ったものは奥のレジで精算するという仕組みだ。
なお,5000円以上の買い物では送料無料で宅配もしてくれる。
私はクルマを運転していたので,アルコールは飲まなかったが
(というか,私は普段からアルコールを一切飲まないのだが)
お酒好きの人には地酒の利き酒ができて相当楽しいはずだ。
そして,アルコールを飲まない人も
そこでは甘酒の試飲ができる。
そもそも甘酒にそんな何種類もあることを知らなかったが,
味が一つ一つ異なり,しかもその一つ一つが例外なく美味しい。
中でも「西之門酒蔵大吟醸甘酒」は800gで3240円(税込)もするが
その味はカル○スを1000倍くらい上品にしたような味がして
米麹のツンとした引っかかり感のない,恐ろしく飲みやすい代物である。
私のように基本的に甘酒の嫌いな人間ほど
飲んだ時の衝撃は大きい。
甘酒の概念が変わるレベルである。
オススメは「西之門酒蔵吟醸甘酒ゆず」
あまりに美味しかったので家族にも飲んでもらいたいと思い
お土産として甘酒を買うことにした。
ただし「西之門酒蔵大吟醸甘酒」はちょっと高い上に,
飲み慣れたら二度と他の甘酒が飲めなくなる破壊力があったため,
もう少しリーズナブルでさっぱりした飲み味の甘酒を選んでみた。
それが「西之門酒蔵吟醸甘酒ゆず」。
米麹の糖化に加えてゆず果汁が含まれており,
甘みと酸味のバランスが絶妙な一品。
店員さん曰く,これが特に人気らしい。
実際飲んでみると,友人の「飲むヨーグルトみたいに飲みやすい」と言う表現が
かなり的を射ていることが分かった。
もし甘酒と知らせずに人が飲んだら間違いなくジュースと思うだろう。
店員さん曰く,そのまま飲んでも美味しいが
夏ではシャーベットにしたり牛乳で割ったりするといった楽しみ方があるらしい。
まだやってはいないが,いずれも試してみたい飲み方である。
おわりに:甘酒ナメてました,ごめんなさい。
いや〜,世の中にはこんなに美味しい甘酒があったなんて知らなかった。
縁日の甘酒だけ飲んでマズいと思っていた自分が恥ずかしい。
「西之門よしのや」さんでは,
甘酒やお酒だけでなく,味噌や麹も売っているので
そちらも含めてぜひ試食・試飲することをお勧めしたい。
最後に,
西之門よしのやさんの店員さんにはいろんな情報を提供していただいた。
この場を借りて,感謝申し上げたい。