大パノラマは必見!伊東のシンボル大室山が見せる自然の造形美

こんにちは、uru(@uru_)です。前回は伊豆シャボテン動物公園を紹介しました。

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知人からもらったチケットに釣られて伊豆の旅を決行したため、正直なところシャボテン公園以外はほぼノープラン、あんまり先に調べずに家を飛び出してしまいました。

そんな事情もあり、私たち家族は伊豆シャボテン動物公園のすぐ隣にある、不自然なまでに美しい曲線美を放つ山に目が釘付けになってしまいました。

それが今回紹介する、大室山です。

今までなんでこの山を知らなかったのか、頂上の展望を見て、心底恥ずかしくなりました。このスポットはすごかった!!

絵に描いたようなまあるい山に登る

静岡県伊東市にある大室山は約5000年前にできたといわれる単成火山です。ここでいう「単成」というのは、言うまでば一発ボーンと噴火して完成した火山のこと。富士山や箱根周辺はそこらじゅう火山だらけで、何度も火山が重なってできた複成火山であることを考えると、大室山はちょっとレアな存在です。

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火山の爆発で出たチリが積もって円錐の先っちょのような小さい丘になっているのが大室山の特徴です。こういう山を「スコリア丘」というそうです。ちなみに高さは580mと小柄。

個人的には山の形成の種類は知っていたものの、大室山がまさにそれであることは実は後になってから知りました。

とにかく形はめちゃくちゃ綺麗。しかし綺麗なだけに、一体どこからどうやって登るのがいいのか、パッと見では分かりません。

Google先生に聞いてみたところ、伊豆シャボテン動物公園から少し離れたところに登山リフトがあることがわかったので、行ってみることにしました。

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登山リフトの前にはデカい鳥居が。大室山浅間神社の鳥居です。

しかしこのリフト、すごく怖そう。

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近くで見ると、ほとんど巨大な壁にしか見えません

と、とりあえず行ってみます。

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山の頂上が地平線に見えるという不思議。うん、やっぱり壁にしか見えない。しかもリフトなので、たまに遅くなったり止まったりして、ちょっとしたスリルを味わえます。

そして間違っても後ろ(下)を振り向くことはできません。

360°どどーんと見やがれ!大室山の大絶景

というわけで、 上に到着しました。

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リフトの終点があるのがまさに火口(だった場所)の北側の縁。火口部分はアーチェリー場になっていました。火口をぐるっと一回りして景色を楽しむことができます。

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火口1周がだいたい1km。しかしその感見れる絶景がとにかく美しい!

北には富士山。他の山とは全く比較にならない大きさなのが改めてよく分かります。

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東には相模湾。遠くには真鶴半島が見えます。

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南東には伊豆大島も!

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北から東、南へと回っていきます。火口の南部分が大室山の頂上。なぜかみなさん律儀に時計回りに頂上を目指します。

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途中にはお地蔵様も。八ケ岳地蔵尊という写真のお地蔵様は漁の安全と豊漁を祈願して置かれたもの。ちなみに火口の反対側には五智如来地蔵尊という、安産と縁結びの神様が祀られています。地元の生活と信仰に根付いた山であることがとても想像できます。

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南には伊豆半島の続き。険しい山々が見えます(そしていつかそっちも旅に出たい)。

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おっと!忘れてはいけない。頂上はここ。三角点が置いてあります。

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そして最後は西側。伊豆高原の山々が建ちならんでいます。

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以上の写真を見てわかる通り、絶景を邪魔するものが大室山には何もありません。手を伸ばせば対流圏から空の旅までできそう(※無理です)。

そして最後にもう一度富士山へ。

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おわりに:伊東に行ったらシンボル大室山は必見!

毎年野焼きをやっているため、他の山とは明らかに風貌の違う。そんな美しい大室山は、山だけでなくそこから見える景色も私たちに感動を与えてくれます。

写真ではあまりお見せしませんでしたが、地上の方も実はかなり興味深い地形をしていました。火口からなだらかに溶岩に覆われた地形をしているため、ゆるい坂に多くの建物が立ち並ぶ街並みもまた美しかったです。今度来るときにはもう少しゆっくり散策してみたいものです。

あなたも伊東に行ったらぜひ大室山に行きましょう!

余談:行きはヨイヨイ帰りは怖い

スキーじゃないので、下りもリフトに乗ります。

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感動している暇はありません。覚悟しておいてください

(続く)

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uru
日常生活と科学をむすぶ、学びのデザイナー。新しいガジェットやギアが大好き。好きなことは読書、バイク、旅、温泉、アニメ鑑賞その他いろいろ。生活をよりシンプルに心地よいものへ変えていきたい。

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