こんにちは,uru(@uru_)です。
先日の雨の日,4年間ほどしぶとく使っていたビニール傘が折れました。
シャフトと石突きの間付近が腐食によって見事に切断され
ビニールを支える親骨が全部ぶらぶらしてしまうという
これまでで最も見事な壊れ方でした。
その結果,案の定雨でびしょびしょに。
今後もしばらく雨の降りそうな日があるので
早めに新しい傘を調達しようと考えたのですが,
しかし,いつまでもビニール傘を使うというのもみすぼらしいもの。
かといって,近所のスーパーで買う傘は形がどれも似ていて見分けがつかないのです。
そこで,どうせ買うならネタで消費しようと思い
Amazonでベストセラー1位の長傘でも買ってみることにしました。
その傘のメーカーはPLEMO。
一体どんな傘なのか?実際に検証してみました。
Amazonオリジナルの箱で最も細長いタイプと出会う。
いつも仕事の早いAmazonさん。
注文した翌日の夜。早速届きました。
長っ!!!
・・・といっても,購入したのは長傘なので冷静に考えれば当たり前なのですが,
Amazonの箱の中で,これほど細長いものは初めてです。
全長はきっかり1m。
ところで,
今回購入したAmazonでベストセラー1位の傘は
全長が75.5cm,開いた時の傘の直径が103cmと書いてありました。
一般的にスーパーなどで売られている傘の最大が65cmなので
それよりさらに10cm長いはず。
さぞかし大きい傘なんだろうと,期待と不安で胸膨らませながら
箱の中をのぞいてみると・・・
あれ???
なんか・・・随分と奥の方にある。
ひっくり返して出してみたら,想像よりはるかに短い。
これまで使っていた65cmのビニール傘よりも小さかったのです。
この時,自分が読み間違いをしていたことに気づきました。
通常,傘のサイズは親骨と呼ばれる布を広げる部分のサイズを指すので
石突きやハンドルの長さは含まれていません。
今回購入したPLEMOの長傘は石突きとハンドル込みで75.5cmなので
親骨はそれよりも小さい。
これは注意が必要な点です。
24本のグラスファイバー骨の丈夫な作り。
次はもう少し傘の細部を見てみましょう。
まず,特徴的なのは,木製のハンドル。
握りやすい形状は人間工学に基づいたデザインなんだそうな。
そしてさらに特徴的なのは,ハンドルのそばにびっしりと並んだ
露先(つゆさき)と呼ばれる親骨の先端部分。
親骨は全部で24本のグラスファイバーでできています。
傘自体はマジックテープで巻かれています。
ボタン式よりマジックテープの方が止めやすいのでそこは嬉しいところ。
また,この傘の下ろくろにはボタンらしきものがありますが,
これはただのストッパー。
自動で開くわけではないので,その点は購入の際注意が必要です。
実際に開いてみると,24本の親骨がびっしり。
これまでビニール傘を使っていた私には見慣れない光景でした。
傘の大きさの割に,中はとても広く感じる!
実際に傘を開いてみると,一つ驚いたことが。
それは親骨の長さでは60cm弱ほどしかないのにもかかわらず,
PLEMOの傘は65cmのビニール傘よりも中が広く感じられたことです。
しっかりと肩まで包み込まれる感じがあり,
これなら濡れる心配は少ないと思います。
なぜ大きくないのに広く感じるかというと,
それは開いた時頭上に位置する受骨(うけぼね)の構造が理由のようです。
普通の受骨は下ろくろからさらに上斜めに伸び,
そして露先が対称的に下に下がる構造をしています。
一方,PLEMOの傘は,受骨の位置がかなり上の方に位置し,
上ろくろがとても短い。
受骨はシャフトとほぼ垂直に,地面から水平の方向に伸びていて,
露先はそこから下に下がるように伸びています。
つまり,傘の直径の割に,中の空間は広くとれるようになっているため,
頭から肩にかけて体を包み込むことができるのです。
実際に上から見ても,傘の上部が丸い曲線を描いていることが分かります。
親骨が多いので,傘全体も丸くなっており,形状が美しい!
おわりに:大きさの割に空間が広いのは嬉しい!
親骨が多いので和傘にも似た雰囲気を醸し出しているPLEMOの長傘。
ブランド品と比べれば目劣りする部分もないわけではないが,
木製のハンドルといい,形状といい,オシャレに使えそうです。
何より,思っていたよりも短く,空間が広く取られていることは
嬉しい誤算でした。
実際Amazonに掲載されている説明では分かりにくい点もありますが
これは普通に売られている傘に比べるとモノとしては良いと思います。
Amazonの説明がもう少し良心的になれば
購入者も誤解せずに済む,というのが難点ではありますが,
この記事で不明な点が参考になれば幸いです。