iPad Proがはてなブログと相性が悪いのか、はてなブログがiPad Proと相性が悪いのか。さてどちらかなと考えるuru(@uru_)です。
そんなにブログを書きたきゃなぜMacBook AirみたいなモバイルPCを買わなかったのかと聞かれたら答えるのに苦慮します。もちろんMacにしろiPadにしろ、ブログを書くためだけに買うわけではありません。
しかし、モバイル性という意味ではiPadの方が若干上手のはずなのだから、いつでもどこでも気軽にブログが書ける、デバイスに関係なく気持ちよく書けるって、そんなことが実現したらもっとブログは楽しいと思うんですよ。それとも私だけ? どっちにしろ、タブレット自体がもう世の中に出て久しいのだから、いい加減タブレットによってくれたっていいんじゃないかなぁと思うのは私だけでしょうか。
そんなわけで、今回ははてなブログをiPadで書くと残念なところを紹介します。
はてなブログはiPadで書くと残念になる
HTMLが使えない、タグが貼れないというのもありますが、今回はもう少し初歩的かつ基本的なはてなブログの弱点に触れてみたいと思います。
ただし、これに先立ち2つほど釈明させてもらいます。
第1に、私は別にWEBやブラウザについてそんなに詳しくないので、指摘はしても直す苦労は残念ながら分かりません。
第2に、もしかすると私が単にもっといい使い方を知らないだけかもしれません。もしもっと良い使い方を知っていたら、ぜひ教えて欲しいです。
では、いきましょう。
ブラウザ上でボタンが泳ぐ
ブラウザによって微妙に症状は異なりますが、PCのブラウザでは問題のないはずの表示が、iPadのブラウザではうまく表示されないものがあります。
例えば、
- 「公開する」等や「削除する」等のボタンが記事入力画面の下にない
- カーソルがうまく表示されない
- サイドバーのスクロールの挙動がおかしい
等の現象が見られます。
ちなみに上のキャプチャはSafariの例。Chromeで行うとカーソルはちゃんと表示されますが、それ以外の動作は概ね同じのように見えます。
SafariならSplit Viewが使えるのに…
でも、もしiPad Proでちゃんとブラウザが動けば、iPad Proはブログを書くための素晴らしいデバイスにだって今からでもなれるはず。
なぜなら、iPadではSpilt Viewというマルチタスク機能が簡単に使えるから。例えばブラウザと写真を同時に開き、写真をその場で簡単に編集して、ブラウザにドラックしただけで簡単にアップできるんです。
Safariだけでなく、Chromeもできるようです。
ただ、上のキャプチャをみるとわかる通り、前述したブラウザのボタンやスクロールの挙動誤差があるため、せっかく写真を簡単に挿入できても、それで終わってしまいます。
なんてもったいない!!
はてなブログアプリではSplit Viewの挙動もおかしい
ブラウザがダメなら、はてなブログの公式アプリを使えばいいじゃない?と思った人もいるはず。ブラウザ版に比べればできることに限りがありますが、確かに入力したり更新したりすることには問題はありません。
ただ、字が小さいんですよね、iPad Proの場合。しかもSplit Viewの挙動もおかしいんです。
ブラウザの時の同じように写真をブログアプリにドラッグすると、「+」のアイコンがドラッグした画像に表示されます。「お!そのままアップできるのかな?」と思うと、実はそのあといくら待っても画像を挿入することはできません。
リッチな画像を扱えたらもっとブログの表現は豊かになる
今回指摘したことは、PCでブログを書いたり(※今しています)、アプリから正規の方法で画像をアップロードしたりすることで、簡単に解決できます。iPad Proでどうしても快適にブログを書きたいというのが私のわがままに見える方も多分いると思います。
確かにその通りです。でも、iPadは手書きで「書く」/「描く」という動作に優れたデバイスであるということも考慮してもよいのではないでしょうか。今回キャプチャ画像に少しApple Pencilの手書き文字を入れました。字は上手いとは言えませんが、スッと一筆描くだけで簡単にメモを残したり、絵を描いたりすることがiPad Proの良さ。SurfaceではなくわざわざiPad Proを買う人って、おそらくそういったところに愛着を感じている人は多いはず。
そんなアウトプットの実践者にとって、アウトプットを楽しみながら価値を共有できるブログって、実践の場・プラットフォームとして非常に重要だと思います。それはめぐりめぐれば、最終的にプラットフォームとしてのはてなブログの価値を高める原動力ともなりうるのではないか、と個人的には感じます。
あなたはどう思いますか?
おわりに:iPad Proから生まれるアウトプットが世界を動かすところを見てみたい
PCでもない、スマートフォンでもないiPad。他のタブレットとも、2in1とも違うiPad Pro。「手書き」というアナログで、直感的で、今なお最もアイデア出しとして優秀な操作を取り入れたデジタルデバイス。それをどう活かすのか、どう見なすのか、どう価値づけるのかは私たち次第です。そしてそれに適したプラットフォームを求めるのはユーザーとして自然な行為です。
もし、はてなブログの関係の方が見ていたら、ぜひiPad Proへの最適化のご健闘をお願いしたく存じます。