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ありがとう、そしてさようなら、初代Apple Watch

ありがとう、そしてさようなら、初代Apple Watch

こんにちは、uru(@uru_)です。前回AirPodsが届いたので紹介の記事を書きました。

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シンプルな機能というのは本当に良いものです

それに対してApple Watchはというと、個人的には多機能がかえって裏目に出てしまったプロダクトかなぁ…。

そんなわけで、手元に届いてから681日経った初代Apple Watch 38mmステンレススチールケースとミラネーゼループをドナドナしてしまいました。

2年使って分かった、AppleらしからぬWatchの特徴

Apple Watchのダントツに良い点を1つ挙げるとするなら「皮膚に触れる感触の良さ」にあると思います。金属製の物体で、Apple Watch以上に着け心地が心地よい製品を私は知りません。

しかし、その良さこそ実はApple Watch最大の弱点でもありました。これはApple Watchに限らずスマートウォッチ全体に言えることですが、欠点もたった1つだけです。

それは「腕時計」であると同時に「活動量計」にしてしまったこと

腕時計は腕の上で時間を刻むカラクリです。刻むのだから、動き続けなければなりません。動き続けるためのエネルギーをどのように供給するかが大きな課題となります。動力は主に4種類「クォーツ」「ソーラー」「手巻き」「自動巻き」。しかし基本的には長く使えるに越したことはありません。

一方、活動量計は健康やスポーツにおける運動量を記録する装置です。そのためにはいくつかのバロメーター(歩数,睡眠,心拍数など)が必要になります。ある特定のスポーツを定期的に行う人ならともかく、そうでない人にとっては1日丸ごと記録しなければ運動量の全体を見ることができません。1日中つけたければやはり問題となるのはエネルギーです。

腕に身につけるという制約上、重量とバロメーター、バッテリー容量は互いにトレードオフの関係になってしまいます

もうひとつ今回私が学んだことは「不易」と「流行」の関係です。

腕時計にしろ活動量計にしろ値段はピンキリですが、腕時計の本質はやはり「不易」だろう。ものによっては一生の財産になります。

しかし活動量計は、いくら機能が優れたものであっても「流行」です。一生どころか10年使い切るのすら簡単ではないでしょう。

Apple Watchの欠点は、不易と流行の混在にあります

実際、初代Apple Watch登場から1年ほどして、新たに出たApple Watchは防水機能が強化されて、活動量計により近い存在となりました。バッテリー時間が延びたとはいっても、そこにApple Payといったおサイフ機能も盛り付けてさらに便利になりました。

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便利になったからこそ、バッテリー充電は活動量計としての性質に反するし、腕時計としてのApple Watchを愛せなくなってしまう。第2世代で販促戦略が変更されたことによって、Apple製品の持つ良さが残念ながら薄れてしまったと言わざるを得ません。

初代Apple Watchを買って学んだこと

私はApple Watchを使うことで、活動量計の面白さ、自分の運動データの視覚化の面白さを知りました。一方で、腕時計の面白さも知りました。

その結果、他の腕時計を買って身につけたいという気持ちが起こるようになりました。けれど、活動量も計測し続けたい。

しかし、Apple Watchを身につけなければ活動量は測れない。しかしそれでは別の腕時計がつけられない。

この矛盾を解消するためにApple Watchという存在が邪魔となってしまいました。そういう意味では、Apple Watchは実はかなり排他的なデバイスです。腕時計も、活動量計も、ファッションという要素もあります。シンプルな機能だけなら、色々なファッションと調和できたかもしれませんが、Apple Watchは唯一無二な存在なだけに、他のものとの調和がとれません。「皮膚に触れる感触の良さ」だけでは超えられない壁がここにあります。

Apple Watchを買取に出す。

以下の記事にも紹介しましたが、Apple製品は比較的高く買い取ってもらえる傾向があります。

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ただし、初代Apple Watchは例外というか、例えばソフマップでは7000円代の買取となってしまいました。購入価格の1/10まで下がるとさすがにショックだったので、今回は別のところに依頼しました。その件についてはまた改めて紹介したいと思います。

また、買取を依頼するにあたってApple Watchはいくつか設定を解除する必要がありました。

まず以前のブログで紹介したmac OS Sierraに設定した「自動ロック解除」設定を解除。

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(これを解除してもMacの使いごこちは正直大して変わりませんでした)

これを行なった後、Apple Watchのパスロックを解除。次にiPhone側の設定からペアリングを解除。

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そして最後はApple Watchの初期化。

さらにその後、水洗い。古い歯ブラシと中性洗剤で優しくこすると思いの外ドロドロと黒い水が出て軽くショック。写真はお見せできないが,腕時計って結構汚れるものなんだということを知りました…。

おわりに:Apple Watchの代替についての検討

Apple Watchは売ってしまいましたが、腕時計も活動量計も、どちらも欲しいという点は変わっていません。

そこで、Apple Watchの買取で戻ってくるお金をやや頼りつつ、代替の腕時計と活動量計を用意してみることにしました。

続きを乞うご期待!

(続く)

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ABOUT ME
uru
日常生活と科学をむすぶ、学びのデザイナー。新しいガジェットやギアが大好き。好きなことは読書、バイク、旅、温泉、アニメ鑑賞その他いろいろ。生活をよりシンプルに心地よいものへ変えていきたい。

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